家族との日常を日記代わりに書いていきます。


by pappoaitart

誉めないことの難しさ

pappoもCOOKも長女と次女を誉めて育てるように心がけてきました。
それはもう小さい頃から。
「這えば立て、立てば歩めの親心」って言うじゃないですか。
一人目は特にちょっとした成長に喜び、「すごいぞ」「えらいぞ」と言って誉めて育ててきました。

でも、最近になって、本に書いてあるように「誉め過ぎはよくない」ということを強く感じるようになりました。
親が誉めすぎると子供は親の賞賛を得ることに関心が向いてしまうからです。

叱りすぎると、叱られまいと親の目をうかがうばかりになるのと同じように、誉めてばかりいると、今度は親の歓心を買うような様子を見せます。

長女の方が特にその傾向が強く、それも親の期待と成長の喜びをたくさん受けて成長してきたが故だと思います。

そこで、どうしたら良いかとずっと考え続けてきました。
そしてついにpappoはコーチングスキルの中にそれを見出したのです。

それは承認というスキルですが、やることは簡単です。
子供のやったことを見て、単にそれを口にするというものです。

たとえば、長女が玄関で自分の靴をきちんと揃えたとすると、「靴をキレイに揃えたね」と言うだけです。
その後に「えらいね」とか「よくやれたね」とは言いません。

食卓にお皿を並べてくれた時は「お皿を並べてくれたね」と言うだけです。
これも「えらいね」とは誉めません。

今度は逆に叱る時のことを書くと、こうなります。
たとえば長女が忘れ物をしたとします。
すると「今日、忘れ物をしたね」と言います。
この後の「ダメじゃないか」とか「今度はするなよ」などとは言わないのです。

部屋の中を片付けないでいる時も、ただ「部屋を散らかしたね」と言うだけです。

コーチングの本にはyouメッセージで相手を責める代わりにIメッセージで「お母さんは悲しいよ」とか「お父さんはがっかりしたよ」と言うと良いと書かれています。
ですが、コーチングのこの点に関してだけはpappoは違うのではないかと思っています。
youメッセージで「どうしてお前は××できないんだ」と責めない代わりに「お母さんは悲しいよ」と言ったからといって、結局は子供の動機は「お母さんを悲しませないため」となってしまうだけでしょう。

でも、お手伝いなどをすることも、忘れ物をしないことも、結局は自分のためにすることですよね。
自分のためにしているんだということを教えるのが親の役目だとpappoは思うので、youメッセージをIメッセージに変えたところで、子供にはなんら良い影響は与えることができないと考えているんです。

そこで、同じくコーチングスキルの中の「承認」を使ってはどうかと思い立ったのです。
ただ、認めるだけです。
良いことも悪いことも、ただ認めるだけ。
あとは子供の心に響くでしょう。

もう子供もある程度成長し、自分で善悪の判断もつくようになってきたので、ただ承認するだけで大丈夫だと思うのです。

たとえば、自分に置き換えて考えてみます。
pappoが玄関の前を掃き掃除したとします。
そこにCOOKが帰宅しました。
COOKが「わ、キレイになった。ありがとう。すごいね」なんて言うのは相手を誉めているわけですが、ここで承認のスキルを使うとこうなります。
COOK「掃除してくれてるのね」
そして、この後にIメッセージで「気持ちいいわ」と付け加えるのもいいでしょうね。
「キレイになった」というのは相手の仕事を評価していることになるので、上目線になりますね。
「すごいね」というのも相手を評価していることになりますね。

相手を良く評価する人はつまり悪くも評価する人なので、言われた人は嬉しい反面、どこか言い知れぬ不安を感じることでしょう。
言葉にできないほどの些細な気持ちでしょうが。

そのように会話を変えたところ、長女はとても伸びやかになりました。
だって良いことをやっても悪いことをやっても、親がその行為そのもののことしか言わないんですから。
後は自分で考えろってことですから。
親の評価から開放されて、長女も次女も明るくなりましたよ。

さらに、長女は先回りして親の気持ちを読み、親が喜ぶようなことを言うところがあったんです。
これも、先日長女とじっくり話しました。

まずは自分の気持ちがいつだって大事だ。
自分の気持ちを正直に言っていいんだよ。
自分の好き嫌いを安心して言っていいんだよ。
親の気持ちは関係ない。
大事なのは自分の気持ちだ。
それが自分が自分でいられるってことなんだ。
でも、なんでもかんでも言っていいけど、すべてが叶うなんてことはない。
親には親の都合があるからだ。
だから、後は話し合いになる。
でも、最初は自分の気持ちを正直に言わなきゃ話し合いもまともにできない。
だから、いつでも自分の気持ちを正直に話すんだよ。

このようなことをゆっくりと話して聞かせました。
長女はそれから人が変わった様に安心して、これをやりたい、これはいや、これが好き、これは嫌いと言うようになりました。

先日も映画を観に行きましたが、pappoの見せたい映画と長女が観たい映画が食い違ったんです。
pappoも簡単には引き下がりませんでしたが、長女があれこれとpappoを説得し、拝み倒し、結局長女の観たい映画を観ることになりました。
観終わった後で今度はパパ(オススメ)の映画を観たいなんて言ってました。
これはおそらく本心だと思いましたが。。。

なににせよ、こうして自分の気持ちを安心して言える、そして自分が自分でいられるということがどれほど大切なことか、とpappoは思うのです。

なので、今後は長女も次女も評価せずに、承認、つまり認めていってあげたいと思っています。
良いことも悪いことも。

良いことをやっても悪いことをやっても、成功しても失敗しても、お前はお前なんだ。
それでいいんだ。
そういう親の気持ちを受け止めながら、おおらかに成長していって欲しいと思っています。
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by pappoaitart | 2009-04-09 02:45 | 話した