家族との日常を日記代わりに書いていきます。


by pappoaitart

そういえば家庭教師の経験

勉強に関する話を書いていて思い出したんですが、pappoは学生時代、以前住んでいたマンションの大家さんの子どもの家庭教師をやっていたことがありました。
まぁ家庭教師というより、子守のようなものでしたが。
相手は小学生の男の子でした。

両親は土日もなく多忙で、男の子は一人で居ることが多かったこともあってか、時折チック症状が見られ、落ち着きもありませんでした。
子どもが下校してから母親が帰って来るまでの2時間程度、週に3回ほど一緒にいました。

あの頃はコーチングというものを知りませんでしたが、「ごんぎつね」を教えてやった時のことはよく憶えています。

あの時もpappoから何かを教えるといったことはしなかったような気がします。
というのも、pappoは元々、国語のテストには違和感を持つ方だったんですよ。
よく問題にあるでしょう。
「この時ごんぎつねはどう思ったのでしょう?」っていうような。
それって読者それぞれの感じ方があっていいじゃないかってpappoは思うんですが、国語のテストにはなぜか「正しい答」があるんですよね。
読解力をつけるため、ってことでしょうが、そんなことより主人公の想いに寄り添い、感じたことを言葉にする訓練をした方がよほどいいと考えるタイプだったんです。

一緒にごんぎつねを読み、あとは質問責めです。
ごんぎつね、どうしてこんなことしたのかな?
あらあら、今どんな気持ちだろうね?
同じことされたらどんな気持ちがする?
なんてことを聞きながら、心の動きに焦点を当てて質問をしていくわけです。
pappoからすると、ん?
と思うようなちんぷんかんぷんな感じ方もあったんですが、pappoは何も言いませんでした。

その時、男の子から思わぬ話が飛び出してきたりするんですね。
自分の身に置き換えて話すんですが、その気持ちが切なかったりして、子ども心にこんなことを考えているのか。。。なんて展開になったりもしました。

そんな時間を通して、男の子はごんぎつねに完全に感情移入した、あるいはごんぎつねと一体化した感じがしたのです。

数日後、この男の子からテストの結果を見せてもらうと、驚いたことに満点だったんです。
なによりお母さんがビックリ!
学習意欲が低く、テストの結果も思わしくなく、授業中も落ち着きがない子が、ある日突然満点を取ったのですから親の驚きようといったらこっちの方が驚くほどでした。
「どうやったの?」と何度も尋ねられました。

pappoは小学5年になるまでずっと定期的に勉強を見てやったわけですが、一貫して話を聞いてあげるだけで教えることはほとんどありませんでした。
それでも、この子は落ち着いて勉強に取り組むようになったし、成績も上がりました。
そしてなにより本人が勉強が好きになり、そのことで自分に自信を持てるようになったような気がします。
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by pappoaitart | 2009-04-11 12:46 | 学校